いっぽでは、一般社団法人 視覚トレーニング協会が発行するビジョントレーニングインストラクターの資格を取得した職員によるビジョントレーニングを毎月定期的に実施いたします。
今までも不定期にビジョントレーニングを実施しておりましたが、毎月定期的に実施することによって、より専門的に、より継続的に、また、個人の得意不得意に応じたきめ細やかなトレーニングを実施できるようになりました。皆様、ぜひご参加ください。
ビジョントレーニングインストラクターの資格を取得するに至った経緯は、まずソーシャルスキルトレーニングを実施しようという試みから始まりました。SSTと呼ばれるトレーニングは、場面に応じた適切な行動を様々な手法を使って身に着けていくのですが、私の力不足もあり、なかなか子どもたちとイメージの共有ができていないような感覚がありました。
そこで、模索している中で、コグトレという認知力向上のトレーニングに行きつきました。コグトレは、認知○○トレーニングの略称で、例えば、認知ソーシャルトレーニングや認知作業(身体面)トレーニングなど、様々な分野の認知力の向上を目指すトレーニングです。このトレーニングも、私の力不足のため、思うような効果が得られませんでした。
しかし、SSTのプリントやコグトレのプリントを実施していく中で、効果が得られないのは、きっちりと見て、内容を把握することができていないのではないかという思いに至りました。
SSTもコグトレも、見る力が大前提として必要です。そもそも内容をしっかりと見ていないと適切な行動も認知力の向上も理解することは難しいでしょう。
その思いからまずは、見る力をしっかりと付け、より深い内容の理解が出来るようにビジョントレーニングインストラクターの資格の取得に至りました。
見る力がより向上することは、様々なメリットがあります。字の丁寧さ、授業での板書の写し間違いを減らすことや音読の読み間違いを減らすことにもつながり、基礎的な学習力が身に付きます。また、集中力の向上やその場の状況をしっかりと見ることができれば、正しい行動も判断できやすくなります。相手の表情をしっかりと見ることができれば、どのような思いなのかを想像することにも役立ちます。
いっぽのビジョントレーニングは、まず基礎的な眼球運動の向上をしっかりと行い、体を動かして視空間認知能力の向上を行います。また、目と体のチームワークを高め、ボディイメージの向上にもつなげていきます。さらに、SSTの要素やコグトレの要素を組み入れ様々な分野の力の向上を目指します。
写真は、一回目と二回目のトレーニングの様子です。
ナンバータッチの様子です。
二回目、実施の様子です。
後ろでは、眼球の動きをチェックしています。
ボールトレーニングでは、みんなとっても楽しそうに活動してくれました。
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